昔から今も重宝する手ぬぐいの種類と意味を知って使おう

生活とアイテム

昔々から、便利に使われている手ぬぐい。

最近は可愛い柄が増えて、TVでも紹介されてたり、人気があります。

 

今日は手ぬぐいについて調べてみました。

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手ぬぐいとは

主に手や体を拭ったりする木綿の平織の布です。
半襟にしたり、赤ちゃんのオムツ代わりになったり、使い方は様々あります。

 

手ぬぐいの歴史

平安時代に神祭具として神事に身をまとう装飾具として使われていた。鎌倉時代以降から庶民にも少しずつ普及し、室町時代には湯浴みの体を拭うためにも使われるようになり、戦国時代には広く用いられるようになった。江戸時代には、綿花の栽培が発達し木綿の織物とともに普及していった。
(出典:Wikipedia/抜粋)

 

奈良時代に神仏の清掃用して使われていた説もあるようです。
手ぬぐいの歴史は1000年以上あります。

 

今のように、おしゃれになっていったのは江戸時代です。様々な柄があります。

その柄にはすべて意味があります昔の人が願いを込めた柄です。

 

手ぬぐいの特徴

  • 吸水性がある
  • 乾きやすい
  • かさばらない

 

平織のため、乾きやすくかさばりません

タオルも綿で作られていますが、厚みがあるので、吸水性は非常に良いのですが、乾きにくくかさばります。

手ぬぐいは薄い分、タオルには吸水性は劣ります。

 

手ぬぐいの種類

  • 総理 幅34cm 20番手
  • 文生地 幅34cm 20番手
  • 特文生地 幅34cm 20番手
  • 岡生地 幅35cm 30番手
  • 特岡生地 幅36cm 30番手

 

20番手の糸は太く、総理・文生地・特文生地は荒い目で固めですが、通気性と吸水性があります。

30番手の糸は細く、岡・特岡生地は細かい目で柔らかく、注染手ぬぐいでよく使用されます。

 

手ぬぐいの染め方

手ぬぐいには染め方が3種類あります。

 

手捺染(てなっせん)

一枚一枚、型をはめ込み、木のへらで染料を延ばして染めていきます
一回につき一色染めていきますので、複雑な染め方が出来ます

 

注染(ちゅうせん)

手ぬぐいを何枚も重ねて、染料を注ぎ染めていきます。

重ねて染めるので、色ずれが生じる場合がありますが、グラデーション(ぼかし)が出来ます。

注いだ染料が染み込んで色が付きますので、裏面もキレイに染めが出ます

 

顔料プリント

印刷されたものです。上辺だけ染めているので、裏面は薄くなります
顔料は水に強いので、にじむことはありません

 

手ぬぐいの伝統的な模様

豆絞り

代表的な模様です。ひょっとこが被っている柄です。
整列された青い丸の模様はもっともメジャーな柄です。
最近では「水玉」と呼ぶこともあります。

 

青海波

寄せては返す絶え間ない波のように永遠に幸せが続くように、と願いが込められた文様です。
扇状の波が幾何学模様に並んでいます。

「源氏物語」の光源氏が「青海波」という雅楽を舞ったと書かれています。

 

麻の葉

麻の葉を模した文様です。
麻の葉の文様はポピュラーで、浴衣や帯など様々な所に使われています。

麻の葉は育てるのに手間のかからない植物で、魔よけの意味もあることから、赤ちゃんや子供の着物などによく使われました。

ひし形を組み合わた模様です。

 

矢絣

矢の羽を模した模様です。

放った矢は戻って来ないことから、「出戻らない」として嫁入りで矢絣の着物を持たせたと言います。

現代では矢を見ることは少なくなり馴染みがないですが、意味が分かっていれば、嫁入りは当然として、事業などでも縁起を担いで使いたいものです。

 

市松

正方形又は長方形を交互に並べた模様です。2色使いです。

江戸時代の歌舞伎役者初代佐野川市松が演目で市松模様の衣装を身に着けたことから人気になり、「市松模様」と呼ばれるようになりました。江戸時代以前では「石畳文様」と呼ばれます。

着物や帯などに使われてメジャーな模様です。

 

うろこ

三角が並んだ模様です。

龍や大蛇のうろこに見えることから名づけられ、怖いモノの象徴から「魔除け」「厄除け」の意味があります。

古くからある模様で着物や帯など様々なところで使われています。

 

唐草

つる草が四方八方に伸びている絡み合う文様です。

どこまでも伸びていくつるは生命力の象徴で、一族の繁栄や長寿を願って使われています

緑の唐草は盗人が被っているイメージがありますが、手ぶらで盗みに入った盗人がその家にある風呂敷を使って盗んだものを包み、それを背負って逃走する様からそんなイメージが付いたようです。

その家にある風呂敷は一族繁栄を願って使われていたものです。本当の意味よりも悪いイメージが先行しているので、ぜひこの機会に改めて良いイメージで使いたいものです。

 

かまわぬ

「鎌」と「輪」と「ぬ」を組みあわせた判じ絵の模様です。
歌舞伎役者七代目市川團十郎が好んで着た衣装の模様です。
「構うものか」「お構いなし」という意味合いで、江戸の町奴を表現した図案です。

 

英語で言うストライプです。2色以上で交わらない線で構成されている模様です。
種類は多く、間隔が広いモノや狭いモノ、異なる線幅のモノ、異なる線幅や間隔のモノなどあります。
「島」へ伝わったことから「縞」となりました。

 

七宝

円を5つ重ねて、それらが広がっていくことから、人と人とのご縁が広がっていく、円満の意味の縁起のいい模様です。

模様の柄やデザインにより、花のように見えたり、ひし形のように見えたり不思議な柄です。
仏教での七宝は「金・銀・瑠璃(るり)・玻璃(はり)・硨磲(しゃこ)・珊瑚(さんご)・瑪瑙(めのう)」とされます。

 

「一文字雲」「龍雲文」「渦巻雲」「枯木雲」「瑞雲」等、様々な雲の文様はあります。
雲は雨をもたらすことから、実りや豊穣を表し、縁起を運んでくる文様です。
雲により意味も変わってきます。

 

「団龍」「雲竜」など龍は様々なポースがあります。

空想上の生物の龍は、吉祥文として使われています

中国では5本指の龍が最高位とされ、4本、3本と位が下がり、民間でも使えるようになっていますが、日本では、特に位はなく吉祥文として使用されています。

 

「不老不死」「延命長寿」の意味を菊は、昔から好まれて使われていました。

古来中国から伝わった神聖な意味が日本でも語りつがれています。

放射状に開いた花弁が図形として安定した構図となっています。

 

ひょうたん

 

種子が多いので、子孫繁栄・多産、魔除け、厄除け、ひょうたんが6個で六瓢(むびょう)で無病息災、と様々な意味をもつひょうたん

そしてつる性のひょうたんは絡みつく意味から商売繁盛も意味もあります。

文様の中ではかなり縁起が良く意味の多い文様です。

 

亀甲

亀甲はそのまま、亀の甲を文様にしたものです。亀は古来から長寿の象徴で、「不老長寿」の意味を持つ吉祥文様です。
蜂の巣や雪の結晶など、自然の中には六角形の素材が多く、不思議な力があります

 

千鳥

千鳥は、水辺に集まるチドリ科の総称です波と一緒に描かれているのは、荒波を乗り越えていくというということで、「夫婦円満」や「家内安全」などを意味します。

また「千鳥」→「千取り」で、勝利や目標達成という意味もあります。
愛らしい姿ですが、勇ましくもあります。

 

とんぼ

とんぼは「前にしか進まない」「素早い動きで獲物を捕らえる」ので、勝虫の意味があり、勝利を呼ぶ文様として好まれてきました。戦国時代の武将の兜に使われていましたのは、こういうことだったんですね。

浴衣にもこの柄が多く、意中の人を射止める時に着るにはいいゲン担ぎになりますね。

 

桜が咲く頃は田植えの時期です。

山から神様が下りてきて、日本人には欠かせない稲作が始まります。

その意味があり、「五穀豊穣」を願われて使われてきました。

桜は春の花なので、春だけしか使えないと思いがちですが、一年中使える文様です。

 

サイコロ

サイコロはどう降っても「めが出る」ということから縁起のいい柄です。

また、「災を転じる」ことから災難を勝負を切り勝ち抜く意味もあります。

勝負事には縁起のいい柄ですね。

 

かごめ

かごめは「籠目」でカゴの目を表しています。正三角形を上下に重ねた模様は、「厄除け」「魔よけ」の意味がある吉祥文様です。

手ぬぐい、着物など以外にも、障子の格子に使われたりもします。

 

まとめ

今回は日本の文様を中心に紹介しました。
文様は昔からあるもので、それぞれ意味を持って重宝されてきました。その意味を正しく知ることによって、これからの柄選びが変わりますね。

 

伝統的な手ぬぐいや着物、帯などのそれぞれの柄と意味を考えつつ、大切に受け継いでいきたい文化です。

 

着物と違って、手ぬぐいは日常的に使いやすいものです。まずは普段使いで使ってみるのもいいですね。
手ぬぐいは手を拭うこと以外に、贈答品をラッピングしてみたり、タペストリーとして壁にかけてみたり、お弁当包み、ブックカバーにも使えます。

 

私は手ぬぐいを裁断し、着物の半襟にしています。肌触りもよく、汗も吸うので、普通に半襟を購入するより、普段使いに向いているので重宝しています。

 

普段使いならハンカチ替わりに持ち歩くこともあります。棚に飾りとして掛けたりもします。気軽に洗濯ができるので、汚れてもへっちゃらです。

 

興味の持たれた方は、この機会に、手軽に持てる手ぬぐいから初めてはどうでしょうか。

 

手ぬぐいは使い方次第で、使い勝手の良い日用品になりますよ。

 

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