レザークラフトで小さなカードケースを作る【超簡単初級編】

レザークラフト

大きながま口を手作り市で購入して、ハンドメイドの材料費のお財布として使っています。

このお財布にはお札と小銭、仕入れ先等のカードを入れています。

 

もうお分かりと思いますが、お札・小銭・カードを入れていると中でごちゃごちゃとなり、非常に使いにくい(+_+)汗

大雑把な性格ですが、支払いの時にもたつくのが嫌で、まずはカードをまとめてみることにしました。

 

数枚のカードを入れるだけのシンプル・簡単なカードーケースです。

がま口の中に入れて、カードケースは取り出さずにそのままカードを取れるようにと考えました←横着です。

自分仕様に自由に作れるのがハンドメイドの良い所です。

 

今日は革でシンプル・簡単なカードケースの作り方のお話です。

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革でカードケースを手縫いで作る

1.カードケースの型紙を作る

 

まずは型紙を作ります。手書きでもいいのですが、手馴れているCADで長方形の型紙を作ります。

できるだけ作業を少なくするために、二つ折りにしてサイドを縫うデザインです。

 

革は馬革です。馬革は薄く柔らかい革です。

持ち運ぶのには軽い方がいいし、カードの出し入れをしながら柔らかくなっていけば使いやすいくなってきます。

 

自分用の小物はほとんどが試作や端革で作った小物です。

今回も170x80mmの小さなサイズなので端革を使います。

 

カードサイズ : 横55 x 縦90 mm

型紙サイズ : 横80 x 縦170mm(折ると85mm)

 

カードの横幅55mmに対して革の幅は80mmです。

カードを複数枚入れるため、取り出しやすいように余裕をもち、縫い代を両サイド5mmずつの合計10mmとして計算して、80mmとしました。

縦幅はカードサイズが90mmなので、少しカードを出すために85mm(全長170mm)にしました。

 

型紙等のサイズは全てmmで表記します。

 

 

型紙をカードに合わせて確認します。確認は大事です。

カードが10mmほど出ています。

 

初めて作るものは、必ずサイズを確認するために合わせます。もう少し小さめ、もう少し大きめとここで調整していきます。

 

型紙のダウンロードできます。こちらからどうぞ↓

ダウンロード 1ポケットのカード入れ型紙PDF

 

2.カードケースの型紙を革にあて、銀ペンでなぞる

 

作った型紙を革に合わせて型をとります。

革の伸びる方向などがありますが、今回のカードケースはさほど気にしなくていいので、取れる部分からとります。

 

カバンなど重たいものを入れたりする荷重の掛かるものは伸びる・伸びない方向を見ながら型紙をあててとっていきます

 

銀ペンはレザークラフト専用のペンです。名前の通り、銀色です。

型紙の縁を書いていきますが、力を入れすぎるとペンの方が付くので優しくなぞるように書いていきます。銀ペンは後で消しゴムで消せます。

 

3.カードケースの型紙でとった型を裁断する

 

銀ペンで書いた線になぞって裁断していきます。

 

ここでの注意は使い慣れた刃物を使うことです。

革は革包丁で裁断する!

という決まりはありません。革包丁は革を裁断する専用の刃物ですが、それを使って切り口が汚くなるのなら、使い慣れた綺麗に切れるカッターを使った方がいいです。

 

紙を切る小さなカッターより、大工さんも使っているような大きなカッターがオススメです。

刃を折れば切れ味は戻るし、研ぐ手間もありません

 

あと一つ注意するのは、銀ペンでなぞった線の内側を裁断します。銀ペンのギリギリのところを裁断します。

銀ペンより外側を裁断すると、出来上がった時に銀ペンの線が残ります。消しゴムで消せば消えますが、跡が残り見た目が悪いです。

 

 

慎重に裁断します。裁断を間違うとやり直しになることもあります。

やり直しということは、失敗し革は使えなくなります(他の利用方法はあります)。

 

4.裁断した革の真ん中を折って、ローラーで折り目をつける

 

真ん中で折って、ローラーで型をつけます。

 

写真のローラーは100均一で美容のローラーを改造して作りました。革に当たる部分は革を貼り付けています。

レザークラフト用のローラーはありますが、金属できているので使いません。革に触れる部分なので、革で優しく扱うためです。

硬いヌメ革などでは金属のローラーが良い場合がありますので、臨機応変に使います。

 

5.床面に両面テープで貼り付けて固定する

 

両面テープ又はボンド・ゴムノリなどで貼り付けて固定します。

両面テープは貼り付けてすぐに作業ができるので便利です。

ボンドやゴムノリは乾いてからの作業になるので時間がかかりますがしっかり固定できます。

 

両面テープは3mmの細いモノを使用します。5mmでは太くて作業がしにくくなるので、できるだけ細い両面テープを使用しましょう。

 

 

ローラーでしっかり貼り付けます。

もう出来上がりに近い形になってきました。

 

6.革の銀面に縫うためのしるしをディバイダーでつける

 

出来上がりに近いですが、まだこれから重要な作業があります。

サイドを手縫いします。

 

手縫いするためには、菱目打ちで穴を開けますが、しるしをつけて真っ直ぐに穴を開けれるようにします。

 

コンパスのような革専用の「ディバイダー」という道具を使います。

ディバイダーが無くても、コンパスで代用できます。コンパスを使用する時は線を書かないようにしるしをつけて下さい。洋裁の目打ちでも線を引けます。

 

ディバイダーは先が尖っていて、革を少し傷つけてしるしをつけているだけです。

 

7.カードケースに菱目打ちで穴を開けていく

 

ディバイダーでしるしをつけた通りに菱目打ちで穴を開けていきます。

今回のカードケースは小さいので、菱目打ちは4本を使います。

 

 

折り目側は8mmほどあけていますが、端まで縫う必要がないのであけています。

両サイド同じようにして菱目打ちをしていきます。

 

8.使う麻糸を選ぶ

 

次は手縫いしていきますが、使う麻糸の色を選びます。

革の色に合わせてオレンジ系でもいいですが、私は革とは違う色を敢えて選び、縫い目を目立たせてステッチのようにアクセントにすることが多いです。

 

 

という訳で、私はレンガ色の馬革にはこげ茶を合わせることにしました。

 

麻糸を選ぶコツは、好みです。

革と麻糸の相性がいいので、何色でも合います。たくさん作ってたくさんの革と麻糸を合わせて、自分の好みの組み合わせを見つけてください。革と麻糸の組み合わせを考えるのは楽しいです。

 

9.手縫いしていく

 

菱目打ちで穴を開けたら次は手縫いしていきます。

レザークラフトの代表的な作業ですね。

 

麻糸は縫う長さの2.5~4倍ほどの長さをとります。長さの幅があるのは、革に厚みによって必要な糸の長さが変わってくるからです。厚みが厚くなるほど長くとっていきます。

 

今回の馬革は1mmほどの薄い柔らかい革ですので、3倍ほどで十分ですが、画像の麻糸は長くとりすぎました(^_^;)

短くて足らなくなるよりはいいので良しとしましょう。

 

 

レーシングポニーという革を挟む道具にカードケースを挟みます。

両手で縫っていくので革を固定しますが、レーシングポニーがない場合は膝で挟んで固定することも可能です。

 

 

折り目側の穴に麻糸を通します。カードを入れる口は手前です。

最後の糸の処理の時に奥だとしにくいので、口側に来るように始めます。

 

 

初めだけ2回折り返して縫い、ひと目ずつ麻糸を交差して縫っていきます。

コツは針を革部分で交差させることで糸の絡まりをさけています。

 

 

無心で手縫いして最後のひと目は2回縫います。

 

 

内側に麻糸を出して団子結びします。

麻糸の最終の留めの方法は色々あります。数目戻ってそのまま切る、ライターで焼いて溶かして留める、ボンドで固めて留める・・などありますが、私は括って留めています。

 

 

反対側の同じように手縫いしていきます。

 

10.カードケースのサイドを仕上げでコバを磨く

 

裁断した部分は切りっぱなしです。

そのままだと革の繊維のくずが出てきますので、切り口を綺麗に整えます。

 

色付きのコバ仕上げ剤などありますが、革の色合わせが多色過ぎて大変、手作りのナチュラル感をそのままにしておきたいなどの理由で、私は無地のトコノールでコバ磨きをしています

 

トコノールを切り口に塗ります。表面に付かないように丁寧に塗り込んでいきます。何度も塗り込んで、プレススリッカーで磨いていきます。

磨けば磨くほどツヤが出てきます。

 

11.カードケースの出来上がり!

 

カードを入れて出来上がり。少し大きめですが、カードを何枚も入れる予定なので、余裕を持たせています。

 

まとめ

 

自分仕様の自分が手作りしたものを持つということは、とても楽しく嬉しくもあります。

革小物を一つ作っただけでも、周囲に自慢してもいいくらいの作業があります。

 

初めて作る革小物は必ず失敗します。

革選び、麻糸との組み合わせ、裁断、菱目打ちでの穴あけ、手縫いなど、作業が多い分失敗する要素も多いです。

 

それを何回も繰り返していくうちにサイズの間隔や力の加減や色選びなど慣れてきて、キレイな革小物が出来上がってきます。

 

今回のカードケースは、デザインも超簡単の初級者編です。体験をする題材にもならないくらいの作業量です。

もしレザークラフトに興味があったら、まずはこのカードケースレベルの革小物をお試しで作ってみてください。

自分にレザークラフトが合うか合わないか分かると思います。

 

カードケースの製作に使用した道具

型紙から型をとるのに使用しました。消しゴムで消せるのが使い勝手がいいです(革の表面加工により消えない事もあります)。


私は革包丁は使わずにカッターを使用しています。慣れた道具を使うのが一番きれいに裁断できます。


革の折り目などを付ける時にあれば便利です。固い革だとローラーを使って折り目を付けます。
今回は柔らかい馬革なので、自作のローラーを使用しました。



レザークラフトはノリで貼り付けるか、両面テープで固定するかします。両面テープは待ち時間がないのでな便利です。


菱目打ちを打つラインを引きます。端から正確な間隔のラインをキレイに引けます。揃えておきたいレザークラフトの道具の一つです。


菱目打ちや金具を付ける時には木槌で打ち付けます。気が一番軽く打ちやすいですが、音が大きいです。


レザークラフト用のゴム板は固いです。木槌をセットで揃えます。


麻糸を通す穴を開ける道具です。レザークラフトで手縫いする時には必ず必要な道具です。穴の間隔と麻糸の太さを合わせます。


レザークラフトの手縫い針は使う麻糸とサイズを合わせて使用します。


手縫いする時は両手がふさがるので、縫う革を固定する時にレーシングポニーを使用します。ステッチングポニーとも言います。


床面やコバを磨く時に使用します。無地は革本来のナチュラルな仕上げになりますが、カラーもあります。


コバを磨く時、床面を磨く時に使用します。形が色々あります。


今回使用した道具はこの先レザークラフトをするのであれば最低限持っていた方が良い道具です。持っていなければ揃えた方がキレイに仕上がります。

 

 

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