レザークラフトで手帳カバーを作る【画像多め】

レザークラフト

2018年も数週間過ぎましたが、やっと手帳カバーを作りました。

面倒くさいとかじゃなくて、年末は忙しかったし、年が明けたらインフルエンザにかかってしまって、今になりました(言い訳)。

 

そして、レザークラフトは手縫いが基本ですが、ミシン縫いのズルしました。いやズルではないのですが、レザークラフトを趣味としているほとんどの方はミシンを持っていないので、手縫いがいいと思っていたのですが、面倒・・・いや試作として作るのにいいかな!となったのです。

 

今日はレザークラフトで手帳を製作したお話です。

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手帳カバーの材料と型紙

 

今回使用するのは牛革です。

販売用で購入しましたが、ポーチやペンケースを作るのに厚みがあり、漉くのも面倒なので自分用で使おうと取っておいた革です。知り合いからも手帳カバーの依頼を受けたので、半裁革をどーんと使います。

使う材料

  • 牛革
  • 裏芯
  • 金具
  • ボンド
  • ミシン

厚みがある上に床面(裏面)が毛羽立っているので、裏芯を使ってごまかします。

床面はCMCで処理していますが、それでも毛羽立ってくるくらい荒かったし、補強兼ねての裏芯を貼るのです。

 

型紙

ダウンロード 手帳カバーB6_001 手帳カバーB6_002

A4サイズで印刷するように、2枚に分かれています。
1枚ずつ印刷してから3つの〇を重ねるようにして貼り合せて下さい。
横幅のサイズが合っているか確認して下さい。
セリアのバインダーB6サイズできっちり入りますので、余裕を持たせたい方や他の手帳に合わせる場合は手帳サイズ+5mm+縫い代10mmの寸法で調整することをおすすめします。出来上がってから入らなくならないように、逐一サイズは確認して下さい。

 

本革手帳カバーの製作手順

1.型紙を革に合わせる

 

製作した型紙を革に合わせてます。

  • 革の伸び方向を確認
  • 革を無駄にしないように慎重に合わせる

今回は自分用なので、半裁の首側のシボ(シワ)がたくさんある部分を使用します。

販売する時は綺麗にシワや伸び方向を確認して型を取っていきます。

 

2.半裁から大まかに裁断する

 

半裁のまま型紙を合わせて銀ペンで型を取っていき、型を取った銀ペンのラインより5mmほど大きめに革用ハサミで裁断します。

ペンホルダーのオビや名刺入れのポケットの分もきちんと配分して裁断します。

 

3.床面に裏芯を合わせます

 

今回の牛革は床面(裏面)がとても荒く毛羽立っているので、裏芯を貼ることにしました。

きちんとCMCをしましたが、使っている内に毛羽立ってくると予想。

手帳カバーなので、革をカチッと固めにすることも目的です。そして、何より裏芯ですが、色や質感が可愛くて、そのまま見せても可愛いんじゃない?って思っていたから。

 

 

裏芯はフェルトを細かく薄く圧縮したような質感です。使っていても毛羽立ってこないと予想しています。とりあえず自分用なので試作として見せる裏芯を試してみます。

 

4.各部品を裁断

 

カバー本体はまだおおまかに裁断しただけです。本体と裏芯はまだ貼り合せていません。

ペンホルダーのオビとポケットはサイズ通りに裁断しています。

 

5.カバー本体に裏芯をは貼り合せる

 

ボンドで本体革と裏芯と貼り合せていきます。

画像では適当にボンドを塗っているように見えますが、ムラなく塗り残しなく塗っていきます。この塗りを見えないからと言って横着すると、ボンドが乾いた時、使っていくと裏芯が浮いてくる場合があるので、しっかり塗って下さい。

 

 

最後まできっちりボンドを塗っていきます。画像ではボンドを置いただけの部分がありますが、均等に伸ばします。

 

 

本体革と裏芯を均等に抑えていくと、端からボンドが出てきますが綺麗にいらない布で拭き取って下さい。

銀面(表面)にボンドが付いたままだと汚れたりばりばりとなります。

 

6.貼り付けを乾かしている間に、コバ処理をする

 

本体革を乾かしている間に、ペンホルダーのオビとポケットのコバ処理をします。

 

 

これら部品は裏芯を貼りません。厚みが出てくるからです。

この部分も床面の毛羽立ちを抑えるために、トコノールを塗り込みます。CMCで裏面処理していますが、トコノールも裏面処理にも使え、トコノールの方がしっかり毛羽立ちを抑えます。

 

7.本体革をキレイに裁断する

 

ボンドが乾いていることを確認してから、裁断します。

これで全て綺麗に裁断できました。

 

8.作業や形の確認をする

 

型紙で作業や形の確認をします。逐一確認することで間違いや失敗を減らします。

 

 

ペンホルダーの下部品は名刺入れポケットに重ならないように気を付けます。

 

9.折り返しの型をつける

 

手帳とも合わせて、本体革に折り返しの型を付けます。

型紙は紙ですので簡単に折ることができますが、革は厚みがあり、さらに裏芯を貼り付けているのでナナメになったりズレたりしないように慎重に折っていきます。

 

 

実際、型紙より大きめに折りめがつきました。小さめに折れて手帳が入らなくならないように気をつけます。大きめなら色々と書類を差し込めるのでOKです。

 

10.さらに確認しておく

 

折り目をつけてみて、ここでも手帳を合わせてみます。写真を撮っていませんが、バインダー手帳を入れてみました。そして、閉じたりしてきつくないか確認はしています。

 

11.名刺入れを貼り付ける

 

縫う前に名刺入れを貼り付けます。本体を縫う前にポケットを縫いますので、まずは貼り付けます。

 

 

3mmの両面テープを貼り付けます。

 

 

本体に貼り付けて、名刺を入れて確認します。ちょっときっちり過ぎたかな。縫うラインが内側入り込んだら名刺が入らなく可能性が。ギリギリを縫わなければいけません。

 

12.ポケットを縫い付ける

 

折り返した切り口とポケットの縦ラインを縫います。ミシンで縫いました。手縫いがメンドウ・・・ではなく!ミシン縫いをしてみようと思ったのです!

ハンドメイドで販売しているポーチなどは全てミシン縫いしていますから、革用ミシンを持っています。

 

 

ミシン糸は20番手の太さですが、手縫いに比べるとすっきりしています。

手縫いの場合は5番手又は4番手を使用しています。

 

13.上下のラインをミシン縫いする

 

上下のラインをミシンで縫います。できるだけ端を縫いますが、私の技術ではこの端までのラインが限界です。

ポケットの下部分が歪んでいます。集中力が欠けたかな。

 

14.出来がってテンションウキウキ

 

できたよ!

中々良くなりました!

 

 

あれ?

この部品・・・

・・・ペンホルダー!!

 

付けるの忘れていました!(ノД`)・゜・。

 

ミシンで縫い付けるはずが!すっかり忘れてた!

 

 

ペンホルダーを付けたイメージの確認。遅いけど。

 

15.ペンホルダーを付ける

 

さて、ペンホルダーはミシンで縫い付ける予定でした。しかし今から縫うことはできません。

もう上下を縫ってしまったから。

 

金具で付けることにします。

 

 

切り込みを入れてカシメで固定します。

ちょっと金具分の厚みが出るかなぁと心配でしたが、思ったより厚みが出なくてOKかな。

 

 

ペンホルダーの拡大画像。

 

 

ペンを差し込んでみました。

出来上がり!

 

16.完成!

 

こっちが表紙側。意外とシボがいい感じ。

 

 

こっちは後面。

革が馴染んでいないので、バインダー手帳の開き圧力で若干開いています。ペンホルダーで押さえています。

 

 

久々に作った手帳カバー。数年は使いこみます。

 

今回の手帳カバーを製作して反省

▲日にちを跨いだので、確認してもペンホルダーの付け忘れがあった

勢いをつけて一気に作るとミスは減るんですが、久々に作ったので確認してもド忘れしてしまいました。

▲折り返しが若干サイズズレがあった

工程14番の画像が分かりやすいですが、折り返しの誤差がありました。名刺入れポケットを付けているので後ろの折り返しで調整しています。書類を入れるので深すぎると使いにくくなるので、浅くなって良かった、プラスになった失敗です。

▲高さの寸法がギリギリ。大きくなることを恐れずに余裕を持って設計する

余裕を持って寸法を決めたのですが、革の厚み等で縫い代などが狭くなることもあります。あと3mmほど大きくしたら入れやすくなります。今回作った高さはほんとに丁度入ってくれてよかったです。

 

製作記録

製作時間:合計6時間くらい。二日に分けて製作。写真撮影しながらなのでなければ3時間ほどの作業。

使用革:牛革 約8DS

使用材料:裏芯、ボンド、カシメ、ミシン

今回の使った道具

革へ型紙を写す時に使います。

 

芯材です。

 

レザークラフト用ボンドと木工用ボンドは成分が殆ど同じです。

 

革の型をつけるのにはローラーがあれば簡単・キレイです。

 

小さなカシメは使い勝手がいいです。

 

SARASAは書きやすくておすすめ!

 

おわりに

手帳カバーを作ったのは数年ぶりです。今回記事にしたのは自分用の手帳カバーです。

次は依頼を受けた手帳カバーの製作に入りますが、今回の反省を生かして作ります。

 

手帳カバーは使う革が大きめで気持ちが怯んでしまいますが、作り方自体は簡単です。折り曲げて上下の横ラインを縫うだけです。(裏芯を貼ったので縦ラインも縫いましたが)

 

これから使っていって数年経てば、ツヤが出てきて色も変わっていると思います。お気に入りができて満足です。

 

 

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