私は今日する作業や日にちごとに作業を分けているのですが、管理はカレンダーに書いて計画を立てています。その時にカレンダーにペンを差していますが、どうも収まりが悪く悩んでいました。
ふとそれじゃ、自分で作ってしまえばいい!と壁掛けのペンホルダーを思いつきました。布も革も材料が揃っているのだから、どこかのショップで探すより作った方が断然早いです。
さっそく壁掛けのペンホルダーを作ってみたので、今日は製作過程をお話していきます。
壁掛けのペンホルダーに必要な材料と型紙ダウンロード
- 革 2DSほど
- 麻糸
- ハトメ 4mm
- 両面テープ
- トコノール
ペン1本用のペンホルダーなので、2DSほどで足りますが、ペンを2本分、3本分と増やすのならばさらに多めに必要となります。
壁掛けペンホルダーを作る
革に型紙を引き、裁断する
2DSほどのサイズで十分なので、端革を使います。
今回は馬革の色ムラのある端革を使うことにしました。自宅用なので売れない革端を使って作ります。
ムダが出ないように形をうまく合わせて型を取っていきます。
濃い茶色い線は革の染色の時に付いたシワの色ムラっぽいです。できあがったら色ムラが味わいをなればいいな。
ここで注意なのが、革の伸びる方向をきちんと確認することです。革には伸びる方向と伸びにくい方向があります。今回のペンホルダーでは縦に伸びると困るので、伸びる方向は横にします。
直線部分はカッターで、角の丸い部分はハサミで裁断していきます。
コバをトコノールで整える
カッターやハサミでの切りっぱなしでは使い続ければ毛羽立つこともあるので、トコノールでキレイに磨いていきます。
縫ってしまったらコバをキレイにできないので、裁断した直後に全てのコバを磨いておきます。
両面テープを貼る
逆台形の方の裏に両面テープを貼ります。
ボンドやゴムノリで貼り付けてもいいです。
ディバイダーでラインを引き、菱目打ちで穴を開ける
2枚を貼り合せる前に、ディバイダーでラインを引きます。
貼り合せると立体になり、ラインが引きにくくなったり歪んだリするからです。
2枚を丁寧に貼り合せます。
大分と出来上がりに近くなりました。ペンを差し込んでみると、良い感じの高さです。
両面テープを貼って固定していますが、歪まないように慎重に菱目打ちでラインに沿って穴を開けていきます。
角は丸くなっているので、2本の菱目打ちで少しずつ穴を開けていきます。
U字型に穴を開けています。始めと終わりは一目だけ本体側に穴を開けています。これは2枚のつなぎ目をしっかり縫うためです。
麻糸で手縫いする
手縫いしていきます。麻糸の色は同系色を選んでみました。
始めと終わりだけ2重に糸を通します。
ポンチで4mmの穴を開け、ハトメを付ける
壁掛けするなら画鋲で留める穴が必要となります。革に穴を開けるだけでも十分なんですが、馬革がやわらかいため、穴を強固にするためにハトメ留めします。
きっちりと中心を取って穴を開けます。裏にはハトメ部分に革を貼り付けます。
完成!
シンプルなペンホルダーの出来上がり!
まあ、自分用なのでシンプルにしています。馬革だし、色ムラの濃い茶色のラインがいい感じ。
裏はこんな感じです。
カレンダーの横につけてみました。ペンも程よく収まっています。
一輪挿しにしても可愛いかも。革だから中に試験管を入れて生け花だったり、ドライフラワーならそのままでもOKですね。
ペンを入れる他にも色々使い道を考えたら楽しそう。
製作記録
製作時間: 30分
使用革: 馬革2DS
使用材料: 麻糸、両面テープ、ハトメ
今回使った道具
型紙を革へ写す時に使用します。
手縫い用の麻糸です。
穴を補強する時には便利なハトメです。
おわりに
今回のペンホルダーに差すボールペンは三菱鉛筆 uni ジェットストリーム スタンダード 油性ボールペン 0.5mm 黒です。長さは14cmですので、これ以上に長いペンならば、ペンホルダーの高さをもう少し伸ばす必要があります。
2本差したい、3本差したいとペンを増やすなら横幅を広くする必要があります。
使う容量によって、タテヨコのサイズを調整してください。
今回作ったのはシンプルなデザインだったので、革の色を変えたり、スタンプを押したりとアレンジしてみるのも楽しいです。
少しの革でできるから、ハンドメイドで売り出してみようかな。
もしペンの置き場に困っていたら、作ってみてください。簡単に作れるし、思った以上に便利です。
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